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日本屈指の三味線演奏者 翁英八郎さんを紹介
カラクリジャパンでは日々、日本の伝統技術や伝統工芸について発信しています。日本の伝統文化を通して、この国の素晴らしさをたくさんの人に知っていただくことを目的としています。
その中のひとつ、三味線。三味線は15世紀から16世紀にかけて生まれた日本を代表する弦楽器で、その美しい音色から、海外からも高い評価を得ています。
カラクリジャパンでは各分野ごとに講師を招いています。そして三味線で講師を担当するのが日本屈指の三味線演奏者 翁英八郎さん。
今回はカラクリジャパンの三味線講師 翁英八郎さんについて紹介していきます。
日本トップレベルの三味線演奏者 翁英八郎
福岡県北九州市・小倉出身。1996 年に橋本泰宏師匠に師事し、その後少しずつキャリアを積み上げ、現在は一般社団法人 日本民謡プロ協会「本会員」として三味線活動を行う翁英八郎さん。翁さんは日本でもトップレベルの演奏者として知られています。
これまで数々の賞の獲得や実績を残してきた翁さん。経歴を見るとそのすごさが一目で分かります。
津軽三味線弘前大会 B 級チャンピオン (25 代目 )、津軽三味線日比谷大会 優秀賞獲得、有名歌手・吉幾三や島津亜矢のバックバンドの一員としてコンサートに出演。
他にも様々なコンサート出演し、海外でもその腕を披露。
翁さんはまさに日本屈指の三味線プレイヤーといえるべき存在です。
翁英八郎さんが三味線に出会ったきっかけ
三味線演奏者の多くはもともと父や祖父の影響によって始める場合が多いです。父や祖父の影響を受け、二代目・三代目として活躍しています。
しかし翁さんの場合は少し特殊でした。それは「周りの人がやっていない習い事をしてほしい」という母の考えから、無理やり習わされてたことでした。意外なことに翁さんは最初、三味線を習うのを嫌だったそうです。
しかし今では国内を中心に様々な三味線活動を行う翁さん。そんな翁さんが思う三味線の魅力とは一体なんでしょうか?
翁英八郎さんが感じる三味線の魅力
翁さんは三味線の魅力についてこう語ります。
三味線には自分を表現できる、そういった魅力があります。
一曲一曲、津軽三味線でいえばアドリブで弾くことが多いので、
その時の気分だったりとか、こうお客さんに聞かせたい、というので、その時々で変化しつつ、
その自分の素直な気持ちを伝えることができます。
翁さんが三味線を弾いていて楽しいと感じるときは、三味線を聴いてくれているお客さんが喜んでくれた時だといいます。
三味線にもいろいろなジャンルのものがあり、自身もさまざまな三味線を演奏しています。どのジャンルの三味線でも一番になりたいという翁さん。その想いから三味線に対する情熱が伝わってきます。
カラクリジャパンでは日本の伝統文化・三味線の素晴らしさを発信していきます
カラクリジャパンでは日本のひとつの伝統技術として三味線の演奏方法を発信していきます。三味線は他の楽器に比べて敷居が高いように思えますが、翁さんは「練習すれば徐々に弾けてくる」と言います。
そして三味線を弾ける楽しみを噛みしめて、いろんなことにチャレンジして頂きたいとも言います。
三味線は他の楽器にはない、和楽器特有の美しい音色が鳴ります。この音色が三味線という楽器の一番の魅力です。カラクリジャパンを通して、ぜひ日本を代表する弦楽器・三味線を楽しんでください。