月桂冠の本当の意味とは?筆ペン書道家・マリアさんの作品の紹介
こんにちは!カラクリジャパンライター・世之介です!
今日は筆ペン書道家・マリアさんの書道作品を紹介します!
今回書いてもらう言葉は「月桂冠」です。
月桂冠とは?
皆さん、月桂冠と言えば何を思い浮かべますか?
おそらく日本酒を思い浮かべた方が多いのではないでしょうか?
月桂冠は京都に本社を置く国内トップクラスの日本酒メーカー。
テレビでもよく月桂冠のCMを見ますし、お酒を飲まなくても誰もが知っているほどの有名な日本酒メーカーです。
なので「月桂冠」と聞けばほとんどの方が「日本酒」を思い浮かべたはず。僕も日本酒を思い浮かべました。
でも、「月桂冠」の本当の意味は、実は日本酒ではないんです!皆さん、知ってましたか?
月桂冠の本当の意味
では月桂冠の本当の意味とは何か?
月桂冠とは月桂樹の葉で巻いたリング状の冠のことを言います。
古代ギリシャの格闘場などで最も名誉ある人にこの月桂冠が送られたと言われています。
オリンピックでメダルを獲得した選手に送られるようなもの、といえばイメージしやすいですね。(オリンピックで使われるのは月桂冠ではなくオリーブ冠)
月桂冠の元である月桂樹には「栄光」や「勝利」という花言葉が込められています。そのことからこの月桂樹の葉と枝で作り上げた冠を最も名誉ある地位のシンボルとして使われました。
だから今でもオリンピックなどで表彰台に立つ選手に贈られているんですね。
もちろん、日本酒メーカーの月桂冠も、この古代ギリシャのシンボルであった月桂冠の名称から取っています。メーカーのロゴも確かにこの月桂樹でできた冠が描かれていますね。
なんでも名称として使い始めた当時は、自然や地名などをお酒の名前にしたものが多く、「月桂冠」はハイカラな酒銘として話題になったそうです。
「栄光」や「勝利」という意味が込められた「月桂冠」。
筆ペン書道家・マリアさんはこの言葉をどんな作品に書き上げるのでしょうか?
それでは作品の紹介に移っていきたいと思います!
筆ペン書道家・マリアさんの「月桂冠」の書き方
こちらでも紹介しますが、動画だとマリアさんの筆ペンの使い方がより詳しく見れます!ぜひ動画をご覧ください!
▲まずは「月」。マリアさんは細い線で繊細に書き上げました。今回は3文字なので少し小さめの文字で書いています。
▲続いて「桂」の文字。書体と言うのでしょうか、文字のシルエットがすごく美しいですね!
▲最後に「冠」の文字。先程までとは一転、部首の「わかんむり」を太く力強く書き上げました!まさに「冠」!
▲最後にローマ字で「GEKKEIKAN」と書いて作品の完成!細く繊細な字から存在感のある字までバランスよく揃った作品「月桂冠」。マリアさんのセンスの良さをとても感じます。
それではマリアさんはどんなことを意識して書いたのでしょうか?ご本人の解説を見てみましょう。
月桂冠というのは古代ギリシャの格闘場などで
最も名誉ある人に送られたオリーブの冠ということで
それが転じて名誉ある地位を月桂冠というんですけど
日本では某メーカーの有名なお酒が月桂冠という名前で
日本人であれば月桂冠と聞けば
まずそちらの方が頭に出てくるというのが現状ではあります。
今回は冠ということで冠感を強調した感じで書いてみました。
いやぁ、毎回思いますが、マリアさんの表現力はさすがです!しっかりと冠の感じが表現されていますね。
マリアさんの作品を見ると、「筆ペン一本あればこれだけ美しい作品を描くことができるんだな」といつも感心してしまいます。
マリアさん、今回も素晴らしい作品でした!ありがとうございました!
いかがでしょうか?
筆ペン書道は普通の書道よりも手軽に行うことができます!練習すればマリアさんのように筆ペン1本で美しい作品が書けるかも!?
カラクリジャパンではマリアさんの他の作品もご覧になれます!どれも素晴らしい作品ですのでぜひご覧ください!