筆ペン書道作品の紹介-「十六夜」-読み方と意味を紹介
こんにちは!カラクリジャパンライター世之介です!
今日は筆ペン書道家・マリアさんの作品を紹介!今回書いてもらうのは「十六夜」という文字です。
ちなみに皆さん、この「十六夜」という言葉をご存知ですか?満月が綺麗な「十五夜」は皆さんもご存知だと思いますが、この「十六夜」、聞きなれない方も多いかと思います。
今回はマリアさんの筆ペン書道作品と共に、この「十六夜」について解説していきたいと思います!
十六夜の読み方は?
まずは「十六夜」という言葉の読み方について紹介!
これを普通に読むと「じゅうろくや」と読みますよね。これも間違ってはいないんですが、一般的には「いざよい」と読みます。いざよい・・・なかなか聞き慣れない言葉ですよね。正直僕も今まで知りませんでした。
ではなぜ「十六夜」と書いて「いざよい」と読むのでしょうか?実はこれにもちゃんとした意味があるんです!
十六夜の意味
「いざよい」は、実は「ためらう」という意味の動詞である「いざよう」から来ています。「いざよう」→「いざよい」になったんですね。
ではなぜ十五夜(じゅうごや)の次の日を「十六夜」と書いて「いざよい」と読むのでしょうか?これにもちゃんとした意味があります。
皆さんもご存知「十五夜」はとても綺麗な満月が見れる日ですよね。そしてこの次の日の「十六夜」は、15日の満月に比べて月の出が若干遅くなることから、月が「ためらう」様子を見立てて名付けられたそうです。
なるほど、そういう意味だったんですね!普段なかなか聞きなれない言葉だったので勉強になります!
それでは、この「十六夜」という文字をマリアさんに書いてもらいます!マリアさんは筆ペン書道で、一体どんな作品に書き上げるのでしょうか!?
筆ペン書道家・マリアさんの「十六夜」の書き方
こちらでも紹介していきますが、動画だとさらに詳しく書き方を見ることができます!ぜひそちらもご覧ください!
▲まずは「十」の文字。ゆっくりと丁寧に「十」を書きました。今回はいつもより若干文字を小さく書いていますね。
▲続いて「六」。最後の画をあえて反対方向に筆をもっていきます。マリアさんの筆使いがとても美しい!
▲最後の画を用紙めいっぱいまで伸ばして、「夜」を書き上げたマリアさん。味があっていいですね!
▲完成系がこちら!ローマ字も加えられてさらに美しい作品になりました!マリアさんは自身の作品の解説で「十六夜の月を想像しながら少し寂しい感じで書くことを意識した」と言っています。
確かに文字が小さく書かれているからか、美しさの中にもどこか寂しさを感じる作品ですね。文字から感じ取ったイメージもしっかりと表現するマリアさん、さすがです!
マリアさんは今回も素晴らしい作品を書いてくれました!次回はどんな文字を書いてくれるのでしょうか!?ぜひ皆さん楽しみにしていてください!
筆ペン書道、いかがでしたか?
筆ペン書道は書道と違って、墨がなくても筆ペン一本で味のある文字を書くことができます!今まで「書道に興味があったけど敷居が高くてなかなか始められなかった」という方、ぜひ筆ペン書道を始めてみませんか?
カラクリジャパンではマリアさんの他の作品も紹介しています!どの作品も素晴らしいのでぜひご覧ください!