Share on FacebookTweet about this on TwitterShare on Google+
Pin on PinterestShare on TumblrShare on LinkedIn

赤色にも種類がある。日本伝統の「赤」と赤いもの

 

 

こんにちは。カラクリジャパンライターのメドウです。

 

みなさんは日本語で色を表す言葉をいくつご存知でしょうか?

日本語ではなんと450前後の色を表すことができるのです。

繊細な色のちがいに敏感な日本人の美意識を象徴するようですね。

 

あまり知られていない日本の伝統色のうち、今回は「赤色」について紹介していきます。

 

日本伝統の赤色は呼び名が美しい

 

 

引用:https://pixabay.com/ja/%E6%97%A5%E6%9C%AC-%E5%82%98-%E8%8C%B6-%E5%92%8C-%E7%95%AA%E5%82%98-65380/

 

日本の伝統の赤色。

ほんの一部ですが、美しさの微妙なちがいと日本人の繊細な感覚を、色の名前でお楽しみ下さい。

 

 

真朱(しんしゅ)

 

tanntyou_1

 

引用:http://rakuen.hamazo.tv/e6596620.html

 

真朱(しんしゅ)は少し黒みのかった鈍い赤色を指します。

朱(しゅ)は硫化水銀鉱物から作られる天然の赤色顔料である朱丹(しゅたん)から来た名前です。

日本では縄文時代から発掘され、日本最古の和歌集である『万葉集』にも掲載されています。

朱丹のうち良質な物は朱砂(しゅさ)、中国湖南省辰州産の最高品質の物は辰砂(しんしゃ)とも呼ばれていました。

 

奈良時代には赤土を原料とする赭(そほ)に対し、「真朱」(まそほ)とも呼ばれていました。

色名に「真」の字を付けることで、顔料として混じりけがなく、天然の赤の純度が高いこと意味していたのです。

天然顔料の朱色という意味では「本朱」(ほんしゅ)という呼ばれ方もあります 。

 

硫黄と水銀などを合成し、人工的に色合いを鮮やかにした「朱色」は、「銀朱」(ぎんしゅ)という名前で区別されています。

 

赭(そほ)

 

20130917_0

 

引用:http://www.blanca-web.net/special/others/

 

赭(そほ)は、赤土を焼いて得られた赤色の顔料で、縄文時代から伝わる古い色です。

茶色に近い暗い、ココアのような赤色を指します。

また、火口の近くで見られる赤土を表す言葉でもあります。

 

 

 

桜鼠(さくらねずみ)

 

e043-3

 

引用:http://www3.yumeyakata.com/formal/item_irotome/E043.html

 

桜鼠(さくらねずみ)とは、ほんの少しくすみのある薄い桜色を指します。

「墨染(すみぞめ)の桜」とも呼ばれる色です。

 

染色するときは、一度淡い紅色に染めてから、ヤシ科の植物である檳榔樹(びんろうじゅ)の実をお歯黒鉄で媒染したもので、薄墨色をかけます。

 

 

蘇芳色(すおういろ)

 

a1091_z1

 

引用:http://www.wahuku.com/12_1091.html

 

蘇芳色(すおういろ)とは黒味を帯びた赤色を指します。

蘇方色、蘇枋色という漢字を用いることも。

蘇芳は染料となる植物の名前で、アルカリ性水溶液で媒染してこの色を出します。

 

古くは、正倉院に薬物として保存されていました。

蘇芳で染められた和紙や木箱の収蔵も確認されています。

また、蘇芳は今昔物語で、凝固しかけた血液の表現にも使われています。

 

日本の赤色、ほんの一部ですが、いかがでしたか?

日本の赤色の微妙なちがいは自然に由来しています。

日本には四季の移り変わりがありますが、昔の人々と比べると、自然の美しさに触れる機会は圧倒的に少ないです。

私たちが普段の生活で目にする色に、自然を感じることができたなら、毎日がより心豊かなものになりそうですよね。

カラクリジャパンでは、色のついた書道「色文字書道」の作品を紹介しています。

色文字書道・西本賢さんの描く書と色のコラボレーションをぜひご覧ください!

 

>>他の色文字書道作品を見る

 

日本伝統文化が気に入ったら
いいねしよう !

Twitter でKARAKURI JAPANを
Share on FacebookTweet about this on TwitterShare on Google+
Pin on PinterestShare on TumblrShare on LinkedIn