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京友禅とは?京友禅ができるまでを紹介!

 

こんにちは。カラクリジャパンライターのメドウです。

京都には日本の伝統工芸を見学できる施設がたくさんありますね。

そのなかでも人気なのが、鮮やかな色彩と繊細な線で描かれる京友禅の工房です。

今回は京友禅は何か?

京友禅はどうやって作られるのかを紹介します。

 

京友禅とは?

 

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引用:http://www.marusenko.co.jp/kouba_top.html

 

京友禅は江戸時代の元禄年間、町人文化が栄えた頃に生まれました。

当時、京都では、知恩院の門前で扇絵を描いていた宮崎友禅斎の絵が人気を集めていました。

京友禅は宮崎友禅斎によって考案された染色と伝えられています。

 

京友禅はパステルカラーのような柔らかい色調が好んで使われます。

多彩な色使いなので、何色が基調になのかちょっと見ただけでは判別しにくいのですが、配色は華やかでありながら上品。

今日の人の細やかな心づかいを表しているようです。

 

京友禅は白い絹織物に絵を描き、糸目糊を使って染める技法です。

染めたあと、鮮やかな色彩を出すために、水でさらします。

昔はさらす工程を鴨川で行っていましたが、最近は多くの工房が郊外に移転しています。

現在伝えられる京友禅は、染色に型紙を使う「型友禅」 と、手描きで染める「手描友禅」があります。

 

 

京友禅のできるまで

 

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引用:http://www.pagong-netshop.jp/html/page3.html

 

① 企画考案

 

仕上げる京友禅の模様の配置と色彩のバランスを考え、図案を考案します。

その衣裳に合った生地の選択もします。

 

②ゆのし

 

生地の長さや幅を整えるために蒸気で生地を伸ばす「下のし」を行います。

ゆのしはこの後も、中のし、上げのしと、工程途中に2回行います。

生地のしわを伸ばし、発色を促すためです。

ゆのしには光沢を出す作用もあります。

 

③検尺(けんじゃく)・墨打ち

 

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引用:http://kyo-ippinkan.jp/blog/

 

着物の袖、身頃など各部分を割り振るために、それぞれのパーツの長さを計り、生地に墨でしるしをつけます。

 

④仮絵羽仕立て(下絵羽)

 

着物の形に縫い上げ、染め上がるときに縫い目で柄がずれないよう、仮縫いをします。

 

⑤下絵

 

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引用:http://www.kyogofuku-fujiya.com/craftsman.html

 

最初に決めた図案にもとづき、仮絵羽仕立てが済んだ白生地に、青花液で模様を描きます。

はじめは薄くアウトラインを描き、だんだん濃くして図案の模様に近づけます。

 

下絵が終わったら仮絵羽をほどき、各パーツにわけます。

模様がゆがまないように生地をピンと張ります。

 

⑥糊置(ゴム糸目)

 

下絵のアウトラインに沿って、糸目糊を置いていきます。

後の挿友禅の校庭で、染料が他ににじまないようにするためです。

 

⑦伏糊

 

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引用:http://kyonoyuuzenya.blog67.fc2.com/blog-entry-215.html

 

糸目糊で図案を囲み終わったら、挿友禅をする模様の部分に糊を置いていきます。

糊の上に挽粉(ひきこ)をふりかけ、次の引染の工程で模様の部分が染まるのを防ぎます。

 

⑧引染(地染め)

 

他の布で試し染めをし、色合わせした染料を刷毛で染めていきます。

濃い色は2、3回重ねて、色彩を鮮やかにします。

 

⑨蒸し

 

引染が終わったら、生地を蒸し箱に入れ、約100度の蒸気で20~50分間蒸します。

地色を定着させるためです。

濃い地色のものは何度も繰り返し蒸します。

 

⑩水元(水洗い)

 

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引用:http://www.marumasu-nishimuraya.co.jp/blog/201105/post-221.html

 

水をたくさん使い、蒸し終えた生地をきれいに洗い流します。

余分な染料や伏糊を洗い落とすためです。

 

⑪挿友禅(さしゆうぜん)

 

引用:http://futaya28.jp/470/

 

筆と刷毛を使い、糸目糊で防染した模様のところに、薄い色から順番に色を挿していきます。

ぼかし模様は、刷毛を使って染めます。

終わったら、再び、蒸し、水元、ゆのし(中のし)を行ないます。

 

⑫金彩

 

金や銀の箔と粉を使い、京友禅ならではの豪華な美しさを表現します。

 

⑬刺繍

 

絹糸や金糸、銀糸を使い、さまざまな技法を使って刺繍します。

模様に華やかさとボリューム感を出します。

京友禅にふさわしい気品ある美しい着物への仕上げです。

 

⑭仮絵羽仕立て(上げ絵羽)

 

すべての工程が終了すれば、ゆのし(上げのし)、地直しをして完了です。

最後は、採寸に合わせて縫い上げます。

縫い上げて完成した状態のものを上げ絵羽と呼びます。

 

気軽に京友禅を楽しもう!

 

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引用:http://www.pagong-netshop.jp/html/page3.html

 

 

毎日の生活で京友禅は取り入れにくいものですが、シャツや小物ならば気軽に京友禅を楽しめますね。

京友禅には京文化のセンスや美意識が詰まっています。

図案と染め方の数だけ、デザインも豊富にあります。

京友禅を普段使いにすれば、ファッションであなたらしさを表現できるかもしれません。

京都に息づく日本の伝統工芸「京友禅」。ぜひファッションとして親しんでみてはいかがでしょうか?

 

今回は日本の伝統的工芸「京友禅」について紹介しました。日本には他にも染色の伝統工芸があります。

詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

>>紅型とは?沖縄の自然が生んだ伝統工芸「紅型」の歴史と工房体験

 

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