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【「君の名は。」】日本の伝統工芸「組紐(くみひも)」とは?飛騨で体験しよう!
こんにちは!カラクリジャパンライター世之介です!
皆さん、今年大ヒットした映画「君の名は。」はもうご覧になりましたか?
映画の興行収入は100億円を突破し、今やこの映画を知らない人は誰もいないほどの超人気作品です。
数々のテレビ番組やインターネットメディアで取り上げられている「君の名は。」ですが、カラクリジャパンでは映画の中に出てくる「伝統工芸」にスポットを当ててみたいと思います!
「君の名は。」に出てきた伝統工芸品「組紐(くみひも)」
女子主人公である「三葉」と男子主人公「瀧くん」の二人が、時空を超え結ばれる話を描いた映画「君の名は。」
皆さん、この映画で「三葉」が東京に行き、偶然中学生の「瀧くん」を満員電車の中で見つけるという、あのシーンを覚えていますか?
瀧くんの反応のなさに少しがっかりする三葉ですが、別れ際に自分の髪を結んでいたあるものを瀧くんに渡します。
それが今回カラクリジャパンで紹介する「組紐(くみひも)」です。
映画の中では、三葉が巫女の家業として組紐作りに励むシーンもありましたね。
この組紐、実は実在する日本の伝統工芸品なんです!
「君の名は。」に出てくる組紐とは?
組紐は実際に存在する日本伝統の工芸品。仏教の伝来と共に日本に伝わったと言われています。組紐は時代によって礼服や武具、茶道具の飾り紐などに使われていました。
組み紐(くみひも)とは、日本伝統の工芸品で、細い絹糸や綿糸を編んで織り上げた紐。「角打ち紐」とリボン状に平たい「平打紐」と、丸い「丸打紐」の3種類に大きく分けられる。
江戸時代のはじめには組み紐製造の内規台が作られ、より美しい色彩や模様も考案された。
男性中心の武家社会に浸透した「真田紐」や「三分紐」は武具や刀剣の飾り等に盛んに用いられ、武士達の美的センスと伊達男ぶりを示すアイテムのひとつとされた。
江戸末期の文化年間には女性の装いの帯締めとしての用途にも使われるようになった。
現代ではなんと、大手スポーツブランドナイキのスニーカーにも組紐が採用。日本の伝統文化と西洋の文化が融合するということもあったそうです。
それほどまでに組紐に用いられている技術が高いというわけですね。
飛騨市・飛騨古川さくら物産館で組紐体験ができる!
現在、飛騨市古川町にある「飛騨さくら物産館」にて「君の名は。」の飛騨市パネル展が行われています。もともとは10月30日で終了とのことでしたが、なんと12月27日まで延長されるとのこと。
(飛騨市観光課に問い合わせたところ、さらに延長される可能性もあるとのこと)
ということは、今からでも飛騨市に足を運べば、日本の伝統文化である組紐作りが体験できるというわけです!
飛騨さくら物産展には多くのファンが駆けつけているそう。確かにこれは欲しい・・・。しかもなんと500円ほどで作れちゃうそうです!良心的な値段なのも嬉しいですね!
詳しい情報は飛騨市公式観光サイトに記載されています。ファンなら是非足を運びたいところ!
飛騨で組紐を作ろう!
組紐作りは、実は飛騨に行かなくても東京や京都などの文化施設で体験することができます。ですが、飛騨に行けば組紐作りの他にも聖地巡礼ができます!
画像は映画のワンシーンでも出てきた高山本線の飛騨古川駅。他にも飛騨にはバス停や神社など様々な聖地があります。
さくら物産館ではまだまだ「君の名は。」のパネル展が開催されています。飛騨に足を運び、聖地巡礼を楽しみながら、日本の伝統工芸「組紐」をぜひ自分の手で作ってみてはいかがでしょうか!?
また、当メディア「カラクリジャパン」では日本の様々な伝統文化を、動画などを用いながら紹介しています。
日本の伝統文化は他の国にはない、繊細さや独特の美学が特長です。当メディア・カラクリジャパンをぜひご覧ください。