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【三味線・弾き方】プロ三味線演奏家・翁英八郎さんによる「津軽じょんから旧節」を紹介
こんにちは!カラクリジャパンライター世之介です!
今日はプロの三味線演奏家・翁英八郎(おきなえいはちろう)さんによる三味線演奏を皆さんにお届けいたします!
今回演奏していただくのは「津軽じょんから旧節」という民謡です。今回もとても素晴らしい演奏になりましたよ!
津軽じょんから節とは?
今回、翁さんに演奏していただく「津軽じょんから節」。
津軽じょんから節は津軽五大民謡の一つで、津軽地方(青森県西部)では昔から代々歌い継がれてきた民謡です。
「津軽じょんから節」という曲名の由来は一説には、
戦国時代にいた常椽(じょうえん)という和尚さんが命を落とした川原が「常椽川原(じょうえんかわら)」と名付けられ、毎年お盆の時期に供養と慰霊のために踊られたことから「じょんから節」と呼ばれるようになったそうです。
津軽じょんから節の歌詞
津軽じょんから節の歌詞はとても長く、歌い手によって歌う歌詞の部分が違ってきます。今回紹介するのは、津軽じょんから節の中でも特に有名な歌詞の部分です。
お国自慢のじょんがら節よ
若い衆唄えば主(あるじ)の囃子
娘踊れば稲穂も踊る今宵おいでの皆様方よ
さあさこれからじょんから節を
歌いまするよ お聞きをなされ声はこの通り塩がら声で
調子はずれのこの節廻し
どこがよいやら男が惚れる津軽よいとこお山が高く
水が綺麗で女がよくて
声が自慢のじょんがら節よ引用:http://www.worldfolksong.com/songbook/japan/minyo/tsugaru-jongara.htm
(1分58秒あたりから歌が入ります。上記と歌詞が一部異なります)
津軽じょんから節の中には青森県の特産品「りんご」や弘前市の火山「岩木山」など、津軽地方を連想させるような言葉が出てきます。津軽五大民謡にふさわしい民謡ですね。
今回翁さんが演奏するのは「旧節」
津軽じょんから節には「旧節・中節・新節」と3種類あります。
今回翁さんに演奏していただくのは「旧節」。3種類の中で最も古くから歌われており、中節や新節と比べてテンポが緩やかなのが特長です。それぞれテンポがどのように違うか、実際に聴き比べてみるのも面白いですね。
三味線演奏家・翁英八郎さんによる「津軽じょんから旧節」の弾き方
お待たせしました!それではプロの三味線演奏家・翁英八郎さんにより「津軽じょんから旧節」をご覧下さい!
いかがでしたか!?
力強くも、時折繊細さを感じる翁さんの演奏。不思議と惹きつけられるものがあります。
なんというか、三味線の音色に翁さんの気持ちのようなものが乗っている、そんな感じがします。翁さんの表情も見ても、演奏にとても気持ちを込めていることが分かりますね。
他の津軽じょんがら節と聴き比べてみるのも面白いですよ。ぜひこちらもご覧ください!
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