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あなたならどう描く?書道家・西本賢さんによる色文字作品「祭」の紹介
こんにちは!カラクリジャパンライター世之介です!
今日はカラクリジャパンでもおなじみ色文字書道の作品の紹介です。書いてくれるのはもちろん、色文字書道家・西本賢さんです!
色文字書道の魅力とは?
カラクリジャパンではよく紹介している色文字書道ですが、もしかしたらなじみのない方もいるかもしれなません。なのでここで一度、色文字書道の魅力について紹介していきます!
色文字書道の魅力は、表現の幅がとても広いところにあります。
書道の場合は主に、字の美しさや文字全体のバランス、墨の濃淡などで表現します。もちろん、書道も日本で長いあいだ親しまれてきた文化です。書道にしかない美しさがあります。
一方、色文字書道の場合は文字に塗る色や文字の形など、様々な要素が組み合わ去って一つの作品が出来上がります。文字の形ひとつでも、力強い字体だったり、遊び心の詰まった字体だったりと、アートの要素が強く感じられます。
色文字書道に正解というものはありません。自分が塗りたいと思った色を塗り、自分のイメージに沿った字体で作品を書き上げていきます。
色文字に同じ作品はひとつたりともありません。自分で書いた作品は、世界でたったひとつの作品になるのです!
今回描くのは「祭」
今回、色文字書道家・西本さんに書いてもらうのは「祭(まつり)」という文字です。
西本さんはどのようなイメージを持ってこの文字を書いたのでしょうか?まずはご本人の解説から見てみましょう。
祭りと言って思い浮かぶのがやはり夜のお店の空気感だったりとか
あともう一個僕の中で思い浮かぶのが、こう夏場に開かれてるからなんですかね
うちわのイメージというのもよく感じます
そのうちわのイメージというのを、このなんていうんですかね
この、こう、わかりますかね、書かせていただきまして
あとまあなんていうか、人がこう
行き交っているようなこう、「ぐおー」みたいなこうぐるぐるした感じも出したいなと思って
こんな感じで「祭」
夜の空気感も含め書かせていただきました
西本さんご本人の解説を見ると
・夜の空気感
・うちわのイメージ
・人が行き交うようなぐるぐるした感じ
をイメージして書かれたそうです!いやー、どんな作品になるのかすごく気になりますね!
書道家・西本さんによる色文字「祭」の描き方
こちらでも紹介していきますが、動画だとさらに詳しく見ることができます。ぜひそちらもご覧ください!
▲まずは水で下書きをしていきます。本来の「祭」の文字に比べて遊び心が込められているような感じがします。
下の「、」がぐるぐるに描かれているのは、西本さんの言う「人が行き交う感じ」を表現したのでしょうか?もうこの時点でひとつの作品になりそうな気がしますね!
▲水の下書きの上からどんどん色が塗られていきます。様々な色が混ざり合ってひとつの作品ができるので、今の時点ではまだどんな作品に仕上がるのか想像ができません。
▲「祭」の文字にどんどん色が塗られていきます。なんだか賑やかやな、西本さんの言う「祭の空気感」がとても感じられます。
完成作品がこちら!祭の賑やかな空気感をまとった素敵な作品になりました。文字全体の形がなんとなくうちわのように見えるのは僕だけでしょうか?夏に思い浮かぶ様々なイメージをたった一文字で表現する西本さん、さすがです!
色が乾くとさらに作品に味が出ます。なんだか芸術的ですね。
いやぁ、今回も素晴らしい作品でした!次回はどんな文字を描いてくれるのでしょうか?
西本さん、ありがとうございました!
色文字書道、いかがだったでしょうか?
色文字書道に同じ文字の形や色の混ざり具合は一つもありません。あなたが描いた作品は世界でたった1枚だけのオリジナルの作品です。
ぜひとも、皆さんも色文字書道にチャレンジしてみてください!