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七夕にそうめんを食べる地域があるって知ってる!?その由来とは

 

こんにちは。カラクリジャパンライターの梅グミです。

 

「7月7日の七夕にすること」と言ったら、折り紙で七夕飾りを作ったり、短冊に願い事を書いたりして、笹の葉に飾る。

そんなイメージですよね?

 

実際、まちなかでも七夕が近づくと、竹の緑と短冊の色あざやかさに目を奪われる機会が増えます。

 

七夕は五節句のひとつでもあるので、家によっては家族そろってちらし寿司などを食べ、お祝いをすることもあるかもしれません。

 

七夕は日本の夏に欠かせない伝統行事なのです。

 

地域によっては、七夕飾り以外の風習もあるようです。

 

七夕にそうめんを食べるというお話、聞いたことありますか?

七夕にそうめんを食べる風習は意外に古く、平安時代にさかのぼると伝えられています。

 

七夕にそうめんを食べる風習の由来について、今回調べてみました。

 

なぜ七夕にそうめんを食べるの?七夕とそうめんの深い関係

 

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Photo credit: hirotomo via Visualhunt / CC BY-SA

 

七夕は中国から日本に伝わった行事でした。

 

関連記事⇒七夕の由来は織姫・彦星の七夕伝説?なぜ「たなばた」って言うの?

 

七夕のとき、中国で食べられていたお菓子に索餅(さくべい)があります。

 

索餅は小麦粉と餅粉を練り、縄の形に編んで揚げたもの。 小麦粉と米粉を混ぜて作った麺で、うどんよりも太いものだった。 と、意見がわかれていて、その形状はわかっていません。

 

中国で七夕に索餅を食べるようになったのには、言い伝えられている故事があったからです。

 

昔、皇帝の子どもが7月7日に亡くなりました。子どもは鬼神となり、高熱が出る病を世間に流行らせたのです。

 

子どもの魂を鎮めるため、子どもの好物であった索餅を供えたところ、流行病はおさまり、平穏な日々が戻りました。

 

それ以降、中国では健康と無病息災を祈って、七夕に索餅を食べるのが習慣になったそうです。

 

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引用:http://www.shimabara-soumen.com/article/14261528.html 長崎県の郷土菓子「麻花兒(マファール)」と類似していると言う説も。

 

奈良時代、この風習も中国から日本に伝えられたと言われています。

 

平安時代の927年、宮中の礼儀作法と儀式を定めた『延喜式』には、「七夕にそうめんをお供え物にする」ことを定めた記述を、すでに見ることができます。

 

当時のそうめんは、現代の私たちが食べているような手延べそうめんではありませんでした。当時食べられていたのが、この索餅で醤(ひしお)や酢を付けて食べていたと見られています。

 

中国では索餅を食べる風習だったのに、なぜ日本ではそうめんを食べるように、長い歴史の中で変わっていったのでしょうか?

 

いろいろな説がありますが、最も支持されているのは「索餅は固く、子どもなどかむ力が弱い人にとって食べにくかったので、食べやすくて舌触りの良いそうめんで代用するようになった」という説です。

 

他にも

 

「そうめんを織姫と彦星のあいだに流れる天の川に見立てた」とする説、

「織姫にあやかり女子の裁縫の上達を願って、糸に見立てたそうめんを食べるようになった」

「健康を祈り、体にいいとされるそうめんを食べるようになった」

「暑さを増す季節に、食欲のない人でも食べられるそうめんを食べ、体力をつけた」

「そうめんのルーツは索餅」」

「神様に小麦の収穫ができたことを感謝するため」

 

など、地域によっていろいろな説が伝えられているようです。

 

どれももっともな説ばかりです。

七夕にそうめんを食べるようになった歴史背景はそれぞれですが、そうめんと日本人の関係の深さを表しているようですね。

 

七夕に色付きそうめんを食べる意味は?色があるのには理由が

 

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引用:http://www.47club.jp/38M-000055nsa

 

七夕に五色の色付きそうめんが食べられるようになったのは、庶民が七夕にそうめんを食べるようになった江戸時代のころと見られています。

 

そうめんのルーツは、中国から伝わった索餅だと言われています。

 

色付きそうめんを食べるようになった理由も、中国から影響を色濃く受けています。

色付きそうめんの五色は、古代から中国に伝わる「五行思想」にちなんでいます。

 

七夕のときに歌う「たなばたさま」の歌詞にも「五しきのたんざく」という言葉が出てきますよね。

 

関連記事⇒七夕の歌「七夕さま」笹の葉さらさらの歌詞の意味。「砂子」って?

 

色付きそうめんにもこの五色が使われているのは、万物を表し、厄よけをする意味がこめられているんですね。

 

粋を好む江戸っ子は、七夕に特別な「五行」の色付きそうめんを食べ、無病息災を願っていたと言われています。

七夕にそうめんを食べる地域はどこ?地域によって食べ物がちがう?

 

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Photo credit: Kentaro Ohno via Visual Hunt / CC BY

 

私の住んでいる地域では七夕にそうめん食べる習慣はないので、日本のごく一部の地域で行われている風習だと勘違いしていました。

 

今回調べたところ、七夕にそうめんを食べる風習が見られるのは、仙台を中心とした東北地方と北海道のようです。

 

他の地域では、七夕にそうめんではなく、何を食べているのでしょうか?

 

長野県では、あんこやきな粉をからめて食べる「七夕ほうとう」の風習があります。

 

九州の一部地域では、みょうがの葉にあんこ入りの団子をくるんで蒸した「みょうが饅頭」をお供えします。

 

地域により食べ物はちがいますが、無病息災を祈り、七夕の準備をする気持ちに変わりはないですよね。

 

七夕にそうめんを天の川に見立てて食べる。ありかもしれません!

 

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引用;http://www.taiyo-otoku.com/recipe/detail.php?no=3128

梅雨の蒸し暑い天気は、体力を奪いますよね。

今年の七夕にはそうめんを食べて、体力回復や無病息災を願ってみてはいかがでしょうか?

料理が好きな方ならば、そうめんを糸に見立ててデコレーションして、いつもとはひと味ちがう特別な七夕そうめんを楽しんでみるのもいいかもしれません。

 

 

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