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お盆、お墓参りはいつ行くの?お盆の期間とお墓参りですること、準備

 

こんにちは。カラクリジャパンライターの梅グミです。

 

夏の暑さが続くと、待ち遠しいのが、お盆休みですよね。 お盆休みに入ると、帰省してお墓参りに行く人もいるのではないでしょうか。

 

日本の夏の大切な行事、お盆。先祖を供養する大事な行事です。

 

けれども、「小さい頃、親に連れられて行っていただけ。お墓参りはいつ行って何をするか、実は自信がない」という人も案外いるようなのです。

 

そんなわけで、今回は、お盆のお墓参りはいつ行くか、お墓参りで何をするか、調べてみました。

 

そもそもお盆ってなに?お盆にはどんな意味があるの?由来は?

 

 

Close up of one of the thousands lanterns at Nara's annual (mid-summer) lantern festival. For over 800 years, these Kasuga Taisha lanterns have been lit to guide ancestors back to earth on their annual pilgrimage, Obon.
Photo credit: pjan vandaele via Visual Hunt / CC BY

 

 

そもそも「お盆」にはどんな意味や由来があるのでしょうか?

 

お盆の4日間には、浄土から亡くなられた人が、家族や子孫の元に帰ってくると言われています。

 

お盆の初日を「盆の入り」「迎え盆」、最終日を「盆明け」「送り盆」と呼び、中日である2日め、3日めに法要や供養の儀式を行うことが多いです。

 

お盆は仏教の行事と思う人が多いかもしれません。

実は、仏教が伝わる以前から、日本には神道が存在していました。

すでに、先祖供養や関連する神事が行われていたと考えられています。

 

古代の神道では、初春と初秋の満月の日に、先祖が地上へと戻ってくるとされていました。

戻ってきた先祖を迎え、おもてなしをする行事が行われていたのです。

 

この満月の行事は先祖供養だけでなく、収穫や豊穣を祈る農耕儀礼も兼ねている重要な神事でした。

 

時代を経て、初春と初秋の満月の行事は、お正月とお盆に変化したと伝えられています。

 

日本で最初にお盆が行われたと確認できるのは、今から1400年前。飛鳥時代のことです。

日本書紀に推古天皇が、「斎会(さいえ)」を行ったという記録が残されています。

斎会は僧を招いた食事会や仏事を意味し、お盆のはじまりと考えられています。

 

平安時代には、貴族や僧侶が行う特別な宮中行事として、お盆が定着。

一般庶民のあいだでもお盆の行事が広まったのは、江戸時代でした。

この頃、ろうそくや提灯が庶民でも手に入るようになり、お盆の行事で使われ出したとみられています。

 

「お盆」と名付けられた由来は、仏教の「盂蘭盆会(うらぼん)」が転じたものと考えられています。

 

盂蘭盆は、古代インドの言葉・サンスクリット語の「ウランバナ」を漢字にあてたもので、「逆さ吊り」を意味します。

逆さに吊られているかのような、まるで地獄の苦しみのさなかにある人から苦痛を取りのぞくための法要が、盂蘭盆会(うらぼんえ)なのです。

 

盂蘭盆会は、お釈迦さまの弟子のひとりが、死後に餓鬼の世界へ落ちた自分の母をはじめ同じ苦しみを持つすべての人を救済するために、7月15日に飲食で供養したのが後世に伝わったという説話が残されています。

 

この盂蘭盆会と、神道の先祖供養が結びつき、現在私たちが行っている「お盆」になったとみられています。

 

そして、現代。私たちはお盆の時期に合わせて、お墓参りをするようになりました。

 

 

お盆にお墓参りする日はいつ?お盆の期間とお墓参りのスケジュールは?

 

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旧暦では7月13日から16日までがお盆とされていましたが、1873年(明治6年)に暦が新暦に切り替えられてからは、8月13日から16日に行う地域が多くなりました。

 

この時期をお盆休みとして休日にしている会社も多いですよね。

現在では、多くの人が8月にお盆を行っています。

 

お盆のお墓参り、一般的にはこんなスケジュールで行う

 

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お盆のお墓参りのスケジュール、仏様がいる家庭で一般的なものを紹介します。

 

12日夕方から13日午前中

 

供養のための飾りつけをする精霊棚を用意し、飾り付けやお供物、供花を準備します。

 

13日午前から日中

 

ご先祖様をお迎えに行き、お墓参りをします。

 

お迎えに行ったあと、先祖や故人の霊は家族とともに、家で一緒に過ごしていると言われています。

そのため、お墓へのお迎えは早く、送りは遅いのが理想とされています。

 

お墓から帰るときは提灯に火をともし、自宅まで帰ります。

明かりを灯すことで、霊を自宅まで導くという意味があるので、できれば消さないで帰ってきます。

 

13日夕方

 

住宅事情が許すならば、松を割ったものや麻の皮をはいだおがらを使い、迎え火を焚きます。

 

14、15日

 

どちらか1日は、家族全員でお墓参りしましょう。

 

ご先祖様が家に帰ってきている家庭では、仏壇の灯明(とうみょう)はつけたまま。

お供えの水や食べ物は毎日交換します。

 

新盆・初盆などの法要も、この2日間で行われることが多いようです。

 

16日夕方

 

ご先祖様をお墓まで送ります。

来年の来訪を願う気持ちをこめ、お墓参りします。

 

事情が許せば、送り火を焚きます。

 

宗教や宗派、地域でお盆の作法はちがってきますが、大まかには以上の流れで、お盆を過ごします。

 

お盆期間中にはお墓参りに行っても意味がない日がある?

 

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お盆の期間、4日間はご先祖様が家にいるということなら、なぜお盆にお墓参りに行くのでしょうか?

 

実際、お盆休みはご先祖様も家に帰っているので、お墓に行っても留守だと考える人も多いようです。

 

ご先祖様はお墓にいると思ってしまいがちですが、お墓はご先祖さまの居場所ではありません。

 

お墓は、仏教の悟りの世界を表した塔で、仏様を拝む目的で建てられています。

私たちが手を合わせるのは本尊様で、ご先祖様や故人ではないのです。

 

人が亡くなることを「あの世へ行く」と言いますよね。

ご先祖様も故人も浄土に行ってしまい、この世に帰ってくることはありません。

そのため、本尊様に手を合わせ故人の成仏をお願いするのが、お墓参りなのです。

 

お盆にご先祖様をお墓に迎えに行くのは、お墓があの世とこの世の出入り口という考えがあるからです(宗派により考え方はちがいますが)。

 

したがって、

 

ご先祖様が不在でもお墓参りをし、仏様に対し手を合わせてお祈りするのは、 けっして無意味ではありません。

 

※宗派や地域によっては、お盆休みにお墓参りに行くことをタブーにしているところもあるので、ご注意ください。※

 

東京のお盆は早い?地域によってお盆の日にちはちがうの?

 

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今では、お盆は8月13日ごろからというところが日本のおよそ7割を占めているのですが、今でも旧暦に合わせて7月13日からお盆を行う地域もあります。

 

東京や東北の一部地域では、新暦7月13日から16日に、お盆を行っています。

 

よくやりがち!お墓参りでやってはいけない3つのこと

 

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お墓のお掃除にたわしを使う

 

汚れがよく落ちるからといって、たわしなどの固いブラシでこすると、墓石に傷が付きいたんでしまいます。

 

お墓にお酒をかける

 

いくら故人がお酒好きだったとしても、お酒をかけてはいけません。

お酒もまた、墓石を劣化させる原因になります。

 

食べ物や飲み物をお供えする

 

お寺の墓地など墓守さんがいるお墓はいいのですが、お墓の場所によっては、野生の動物が荒らすこともあります。

お墓の周囲が汚くなってしまうので、避けましょう。

 

お盆のお墓参り、いちばん大切なのは心を込めてお参りすること

 

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Photo credit: duck75 via VisualHunt.com / CC BY-SA

 

日本の古くからの風習が、時代とともに消えつつあります。

 

お盆もそんな風習のひとつかもしれません。

 

お盆のお墓参りで最も大切なのは、心を込めて手を合わせることです。

 

先祖を敬い、感謝する気持ちを表す伝統を、私たちは受け継いでいきたいものですね。

 

 

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