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【職人巡り旅】一度見たら忘れられない玩具をつくる模型作家高田栄一さん

 

こんにちは。カラクリジャパンライターの梅グミです。

 

みなさんは「フェイスバンク」という貯金箱を覚えていますか?

2007年8月の発売開始から、およそ60万個販売されたおもちゃです。

 

奇妙だけれど、なんだか憎めない。

そんな表情を浮かべながら、差し出されたコインを食べる貯金箱は、キモカワ系の流行にのり大ヒットしました。

 

今までの貯金箱になかったデザインと動きを見せる「フェイスバンク」を生み出した、高田玩具の高田栄一さんの元へ、巡り人こまのさんがうかがいました。

 

模型の材料からうまれたキモカワな顔面おもちゃが人気!

 

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こまのさん
主にどんなものをつくっていますか?
高田さん
いまはシルバニアとか展示用の模型をつくっています。
こまのさん
顔面おもちゃをつくったきっかけはなんですか?
高田さん
模型の材料で多く残っていたクリップと、秋葉原で買った皮で、何かできないかなと思ってつくりはじめたのが「不思議な顔面クリップ」。 地域のお祭りで毎年出展していた
こまのさん
キモカワ系と言われてますが、なにか思うことはありますか?
高田さん
「フェイスバンク」をつくったときにキモカワの流行にのっただけ。

人が見て違和感があるもの方がいいと思う

 

飽きないデザインのルーツは、子ども時代の分解遊び?

 

DSC01916

 

こまのさん
どんな子ども時代を送ってきましたか?
高田さん
お絵描き好きだった。

ブリキのおもちゃを分解して遊ぶ子どもだった

 

おもちゃを見ると、どういう構造をしているのかが気になり、中を見たくてすぐ壊していたそうです。

 

こまのさん
ずっと模型関係の仕事をしていたんですか?
高田さん
元々は版下の会社にいて、そのあと独立した

 

けれども、Macの登場で版下の作成はデジタルに。

版下の仕事は続かないと思い、これから先どうしようと思ったときに出会ったのが模型の仕事でした。

現在は模型やCGで建築のサンプルをつくるのですが、以前は家を一軒建てて、サンプルとして見せていたそう。

家を建てるにはいろいろな素材が必要です。

 

高田さん
たとえば「バネほしいな」って思ってもいろんな種類がある。 だから、目についたときに買っておく

 

こうして集めた素材のあまったものを使って、高田さんは「不思議な顔面クリップ」をはじめとするおもちゃをつくるようになりました。

 

高田さん
自分のこと「動く作家です」なんて言うようになった

 

こまのさん
「動く白い歯車」をつくったきっかけは?
高田さん
通販会社から声をかけられて

 

それまで1500円くらいの価格帯のおもちゃをつくっていた高田さん。

「通販用にちょっと高めのものをつくってほしい」との要望にこたえ、高めの値段設定でつくったおもちゃが「動く白い歯車」でした。

 

デジタルの現代において、とてもアナログな歯車は、「わかりやすい世界」だと高田さんは言います。

 

高田さん
そんなに深く考えない。「動く白い歯車」のように意味のない使い方は機械の世界でもやらない 。

機械屋さんにも珍しがられる

 

作品が持つ独特の魅力は、周囲の声とひらめきに支えられている

 

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こまのさん
おもちゃの着想はどこからうまれるんですか?
高田さん
毎日考えてるからね。 歩いてるときも

 

映画観てるときも 映画が好きだと言う高田さん。

実はストーリーよりも、画像に映るものが気になるそう。

 

高田さん
壁になにが飾ってあるかとか見ちゃう。 ボールを転がすおもちゃとか映ると、巻き戻して何回か見ちゃう

 

こまのさん
制作で譲れないこだわりはなんですか?
高田さん
手を動かして、すぐ作って、すぐ周りの人に見せる。 何が欲しいかわかんないから

 

完成されたものより未完成のものの方が、周囲は意見をくれるそうです。

 

高田さん
月1で町工場のおやじとかと飲むんだよね。 そのときに見せたら結構みんな色々言ってくれるんだよね

 

一度見たら忘れられない、独特な魅力を持つ高田さんのおもちゃたち。

高田さんの世界観に触れてみませんか?

 

高田玩具

 

 

 

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