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岸和田だんじり祭りの日程と見どころ。大迫力で観覧できる場所は?
こんにちは。カラクリジャパンライターの梅グミです。
「だんじり」という言葉を聞いて、みなさんはどんなことを想像しますか?
はっぴ姿の勇ましい男性たちが、電線すれすれのだんじりをものすごい勢いで引きながら、狭い道をかけていく荒っぽい姿を思い出す人も多いと思います。
沿道の家が壊れている映像もニュースで見かけますよね。
大阪府岸和田市の名物「岸和田だんじり祭り」は毎年9月と10月に行われています。
だんじり祭りは岸和田の人々にとっての誇り。
だんじり祭を中心に生活する人、人生を送る人もいるほど愛されている祭りなのです。
怖いけれど、一度は見てみたい岸和田だんじり祭り。
日程と見どころ、大迫力で見られる場所など、紹介していきますね。
岸和田だんじり祭りとは? だんじりってどんな意味?
Photo credit: Yakinik via Visual hunt / CC BY
「だんじり」はお祭りには欠かせない「山車」のこと。
関西・近畿地方では「山車」のことを「だんじり」と呼ぶ地域が多いようです。
祭りで使用される山車のことを関西・近畿方面では「だんじり」と呼びます。
笛や太鼓など、囃子方と呼ばれる和楽器を演奏する人を載せる屋根付きのスペース「屋台」に車輪を付け、お囃子が響くなか、引き回したり担いだりして、街を練り歩くのが一般的です。
豪快なだんじりで有名な「岸和田だんじり祭り」は、大阪府岸和田市で行われています。
見どころは、走りながらだんじりを引き、高速で角を直角に曲がる「やりまわし」。
あまりの勢いに、毎年、負傷者や家の損壊などが、ニュースを賑わせていますよね。
やりまわしを速く行うためには、だんじりを引くたくさんの人たちの呼吸を合わすことがかかせません。
他の地域でもだんじりは行われていますが、岸和田のやりまわしほどの技を見ることはできないと評判です。
岸和田の人々が一致団結しているからこそ、あのスピードでだんじりのやりまわしができるんですね。
岸和田だんじり祭りの日程とスケジュールを確認!おすすめは宵宮?
Photo credit: Yakinik via VisualHunt / CC BY
岸和田だんじり祭りでは、はちまきにハッピ姿の青年団や組などの団体が、だんじりを引き回します。
気になる祭りの日程とスケジュールを紹介していきますね!
だんじり祭りには試験曳きと宵宮、本宮がある
岸和田だんじり祭りでは、祭り本番の宵宮、本宮の前に「試験曳き」が行われます。
試験曳きでは、だんじりに不具合がないかをチェックするため、引き回されるのは短時間です。
それでも、本番に引けを取らないだんじりを楽しめますよ。
本宮では、岸城神社、岸和田天神宮、弥栄神社の各氏神様を参拝し、五穀豊穣を祈願する宮入が行われます。
試験曳きの日程とスケジュール
2017年は下記の日程で行われる予定です。
9月3日(日) 午後2時から午後4時
9月15日(金) 午後2時から午後4時
試験曳きは、例年午後2時から曳行開始と告知されていますが、午後1時30分頃にははじまっていることが多いです!
早目に足を運べば、だんじりを存分に楽しめそうですね。
宵宮の日程とスケジュール
引用:https://www.city.kishiwada.osaka.jp/site/photo-bank/photobank-2709danjiri.html
2017年の宵宮は9月16日(土)午前6時から午後10時を予定しています。
スタートは早朝の「曳き出し」。早朝にも関わらず、見物客が詰めかけます。
午後1時から岸和田商店街の駅側アーケード入口を起点に始まるパレードも、22の町の各だんじりが勢ぞろい。
式典が行われるので、見逃せません。
だんじりの引き回しは、午前9時30分、午後3時、夜7時の3回行われます。
本宮の日程とスケジュール
2017年の本宮は9月17日(日)午前9時から午後10時の予定です。
午前9時から始まる「宮入り」では、岸城神社へ参拝するだんじりが行う「こなから坂」でのやりまわしが見どころになっています。
だんじりの引き回しは、午後1時からと夜7時から行われます。
岸和田だんじり祭りの見どころと「やりまわし」スポットをチェック!
Photo credit: smashmedia via Visual hunt / CC BY
岸和田だんじり祭の見どころは、何と言っても大迫力の「やりまわし」です。
4トンもの重量があるだんじりがスピードを落とさずに、道を直角に曲がり駆け抜ける「やりまわし」。
やりまわしを成功させるにはタイミングが重要。
前方の集団と、後方で舵を取る梃子、梃子に合図を送る大工方。
それぞれのの経験と技、仲間への信頼で全員の息を合わせ、祭りの2日間、定められたルートを何周も駆け抜け、曲がり角ごとに高速で正確なやりまわしをやり遂げているのです。
他には、夜に行われる「灯入れ曳行(ひいれいこう)」とよばれるだんじりの引き回しです。
大迫力の昼間とはことなり、200個もの赤い駒提灯をつけられただんじりが、祭りの雰囲気を幻想的に変えていきます。
静かに祭り気分が盛り上がる灯入れ曳行も要チェックです!
カンカン場
カンカン場には、だんじりのやり回しを観覧するためのスタンドが設けられています。
本宮当日の夕方には、祭り最後のやり回しが行われる場所になります。
フィナーレを飾るにふさわしい各町全力のやり回しが見られますよ。
小門・貝源
カンカン場の次の見せ場である「小門・貝源」。
細く狭い紀州街道に入る曲がり角にあたり、やり回しの難所とされています。
「小門」「貝源」という名前は、その曲がり角にある家の名前。
カンカン場から出発して左折の角が「小門」、右折の角が「貝源」です。
武部佛だん店
だんじりは見る場所によっては、引き回しのさまざまな動きを見ることができ、他の場所の数倍も楽しむことができます。
なかでも「武部佛だん店」の前は見やすいベストポジション。
武部佛だん店の前では、勢い良く直進してくるだんじりはもちろん、右折と左折、両方のやりまわしをいっぺんに見ることができます!
特に横町方面から右折してくるだんじりは大迫力です。
宮入神社
宮入神社とは、だんじり祭りでだんじりを引き回す各町それぞれの産土神を指します。
だんじり祭では、だんじりを曳行する各町がそれぞれの産土神や寺に五穀豊穣の祈願をする「宮入」を行います。
宮入り神社の中でも、岸城神社にはなんと15台のだんじりが宮入を行います。
岸城神社に宮入するだんじりは、岸和田城の周囲を引き回されるため、岸和田城を背景にだんじりを見ることができます。
だんじりは9月と10月どちらも迫力があって、おもしろい!
引用:https://www.city.kishiwada.osaka.jp/site/photo-bank/photobank-2810danjiri.html
岸和田のだんじり祭りは、有名なのは9月の祭礼なのですが、10月にも祭礼が行われます。
ここまで紹介してきた9月の祭礼は、岸和田の海側を中心ですが、10月の祭礼は岸和田の山側が中心になって行われます。
10月の祭礼はやや規模が小さくなりますが、だんじりのやりまわしは迫力満点!
夜の灯入れ曳行も見ることができます。
9月よりも観光客が少ないので、見物もしやすいですよ。
2017年、10月の祭礼は
10月7日(土)
10月8日(日) が予定されています。
足を運んでみてはいかがでしょうか。