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【職人巡り旅】手仕事で心を動かす家具職人KOMA代表松岡茂樹さん

 

こんにちは。カラクリジャパンライターの梅グミです。

 

今回、巡り人・こまのさんが訪ねたのは、木製家具をつくる職人の工房「KOMA」。

若い職人さんたちがひとつひとつ手仕事で家具を生み出す小さな工房です。

 

KOMAの家具に対するこだわりや家具職人という仕事について、代表取締役で家具職人の松岡茂樹さんにインタビューしました。

 

 

手仕事でお客さまの心を動かす本物の家具づくりをする職人集団KOMA

 

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KOMAは、上質の家具をひとつひとつ手作業で妥協なくつくっている家具職人の集団です。

若手を中心にした職人さんは10人にみたない小さな工房でありながら、10年以上本物志向にこだわり、さまざまなところで受賞するなど高い評価を得ています。

 

こまのさん
家具職人って、どんな仕事だと思いますか?
松岡さん
かっこいい仕事だなって思う。肉体労働的な部分と緻密な設計をしていく細やかさが要求される部分もある。

うまいへた一発でわかる世界だから、成長も見てすぐわかる

こまのさん
KOMAを創業するまでに、どのような経験を積まれてきましたか?
松岡さん
修行時代から数えて17年目かな。KOMAの前は下積みを3年

 

昭和の職人気質の人たちに囲まれてしていた修行は「こわかった」のだそう。

 

松岡さん
ポジション争いも熾烈。

「こいつに勝ったらあいつのポジションください」みたいな勝負させてもらったことも何回かある

 

大手メーカーには作れない、長く愛される美しい家具づくりにこだわる

 

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こまのさん
KOMAの家具の特徴はなんですか?
松岡さん
工芸品に近い。 でも、作品じゃなくて製品

 

KOMAの家具は作業の多くを手でしています。

それでも、ひとつひとつつくるクオリティを保ちながら、1点ものよりコストを下げたいそう。

 

松岡さん
他でやれてるとこはないと思う

 

こまのさん
オススメの家具はなんですか?
松岡さん
イス

 

イスは人が体を預けて座るもの。

身体が触れる面積が多いからこそ、「シビアだ」と松岡さんは言います。

 

松岡さん
いすの上で決まった姿勢ってない
松岡さん
どんな状態でも痛くなく座れるように、どの姿勢をとっても心地よくいられるように

手で削るからできる

 

こまのさん
家具を長く使うことのメリットはなんですか?
松岡さん
愛着持って使える

 

KOMAのお客さんのなかには、購入した家具のことを「うちの子」と呼んでくれる方もいるのだとか。

 

松岡さん
愛着わいてもらってんだなって思う。同じ椅子でも「うちの子」がかわいいなって思ってもらったり
松岡さん
傷とかも欠点じゃなくて思い出

 

 

世界一の家具職人、歴史に名を残すものづくりを目指して

 

アイデアノート

 

こまのさん
家具職人という仕事を選んだ理由、きっかけはなんですか?
松岡さん
なんでもいいから成り上がりたかった

 

「1番になりたい。なんだったら1番になれるかな」と考えたとき、「これだったらいける」と思ったのが、家具でした。

 

空間を勉強していた松岡さん。

建築では作品をつくろうと思っても、クライアントがいないとつくれない。

建物の場合、よほどの実績がないと思うような作品を作ることは厳しいと言います。

 

松岡さん
家具だったらつくれる。

成り上がりの道筋見えたんだよね

 

こまのさん
自分の作った家具を手放したくないと思ったことはありますか?
松岡さん
ないです。毎回、反省がある

 

こまのさん
自分で作った家具を実際に使っていますか?
松岡さん
使わない
こまのさん
なぜですか?
松岡さん
自分の家具で囲まれると、自分の世界になっちゃう。

いいものを買って、使ったり見たりが勉強になる

こまのさん
家具職人の仕事で、やりがいを感じるのはどんなときですか?

松岡さん
やっぱお客さん喜んでくれたときかな

 

他には、つくれなかったものがつくれるようになったり、思い浮かばなかったもの思いついたり、スキルアップを実感したときにやりがいを感じるのだとか。

 

松岡さん
職人なんだけど、作家でもあるから

 

 

展示会や店舗で、KOMAにしか出せない家具の魅力を発信中

 

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こまのさん
ふだん、主に担当している業務はなんですか?
松岡さん
製品のデザイン、あと試作

 

この他にもホームページの構築やどう発信するかの計画も手がけているとか。

 

松岡さん
なんでもやってるねー。ほんとは任せたい
松岡さん
で、家具に集中したいんだけどね。でも、売る環境ないとつくるにも集中できないから

 

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こまのさん
カタログのデザインには、意図があるんですか?

松岡さん
たとえば、バラの花のふくらみとか、自然がつくるかたちは造形作意がなくていい。きれい

松岡さん
自然がつくりだす造形の魅力を製品に落とし込みたい

花に座る。葉っぱに手を置く。そんなイメージで家具をつくっているそう。

 

 

松岡さん
機械で削る部分少ない。 ほとんど手で削るから

こまのさん
直営店の空間作りで意識したことはなんですか?
松岡さん
工場なにおいや天井が高い感じ。ファクトリーなものづくりの雰囲気がするとこを1年ぐらい探した

松岡さん
うちら家具職人。販売が本業じゃない。

売り場もつくるにおいがするところがいい


こまのさん
ショップに立たれることはありますか?

松岡さん
ショップには絶対立たない。納品にも行かない。

お客さんと直に話すってことはしない

こまのさん
なぜですか?
松岡さん
影響されすぎちゃう。もちろん使う人の意見大事なんだけど、その意見に影響されると、オリジナリティ薄れていく。

でも、意見はすごく大事にしてる

 

こまのさん
KOMAで、今後作ってみたいものはなんですか?
松岡さん
今後とかない。「もっといい家具を!」とかは思うけど、

つくりたいと思う家具は今つくる

松岡さん
思ったらすぐ動く。

誰も真似できない家具とかはつくりたいな

 

こまのさん
これからものづくりや職人の道に進みたいと考えている人たちに向けて、メッセージをお願いできませんか?
松岡さん
家具職人ってかっこいい仕事だから!がんばって!

 

松岡さんたち職人集団がつくった家具はこちらで見られます⇒家具工房直営店【KOMA shop】

 

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