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京都・時代祭は秋の風物詩!開催日程や行列の進むルートをご紹介
こんにちは!カラクリジャパンライターのユキガオです。
日本の古都・京都の三大祭りをご存知でしょうか?
一つ目は、春に行われる葵祭。
二つ目は夏の祇園祭。
そして三つ目が、10月に開催される時代祭です。
秋になり肌寒くなってくると、そろそろ時代祭の季節…とそわそわする人もいるのではないでしょうか?
今回はそんな時代祭について調べてみました!
時代祭とはどんなお祭り?
Photo credit: araiguma.10.13 via Visualhunt.com / CC BY-NC
時代祭は、明治28年(1895年)に始まったお祭りです。
日本の都が東京に移る前の京都をモチーフとした時代行列が行われることから、時代祭という名前がついています。
まるで日本の歴史を遡って見ているような感覚になれるこの行列。約2,000名で構成され、長さは約2kmにも及びます。
そんな行列の数は、全部で20列。8つの時代を表現しています。時代祭が始まった頃は、6列・500名程度の規模だったというから驚きです。
新しい時代だと明治維新の維新勤王隊列、古くは延暦時代(782〜806年)を参朝の様子を表した延暦文官参朝列まで。
各時代の人々の様子を再現しているため、歴史の変遷だけでなく衣装や文化の移り変わりも一緒に楽しむことができます。
そのため、「動く風俗絵巻」とも呼ばれています。歴史に忠実に再現している点も魅力。
日本人観光客はもちろん、海外からの観光客も多いんだそうです。
いつ・どこで開催される?
時代祭は、毎年10月22日に開催されています。
10月15日には時代祭宣状祭と呼ばれるお祭り執行の祈願が行われ、10月21日には時代祭前日祭が開かれます。
そして10月22日は時代祭、神幸祭、行在所祭、行列進行、大極殿祭並還幸祭という流れで進められ、翌23日には後日祭となります。
行列が通るのは京都御苑から平安神宮まで、烏丸通・御池通・河原町通・三条通・神宮道というルート。
正午に京都御苑を出発し、3時間かけて平安神宮まで向かいます。
実際に行列が通るルートは、公式ホームページからチェックしておくといいでしょう。
時代祭の見どころ・オススメ観覧方法
Photo credit: Patrick Vierthaler via Visualhunt / CC BY-NC
時代祭の見どころは、やはり行列の衣装や小道具です。
平安神宮のホームページには、このような記述があります。
1万2000点にもおよぶ調度、衣裳、祭具は綿密な時代考証が重ねられ、京都が1000年の間、都として培って来た伝統工芸技術の粋を集めて復元された本物で、まさに生きた時代絵巻が繰り広げられるのです。
平安神宮ホームページより引用
行列によっては、小野小町や紫式部、織田信長、坂本龍馬など、過去の偉人たちを再現。
歴史が好きな人はもちろん、あまり興味がなかった人でも楽しめると思いますよ!
また、時代祭には有料観覧席というものが用意されています。
これは、京都御苑・御池通・平安神宮道に用意された観覧席で、チケットを買えばそこからじっくり行列を眺めることができます。
一般席は全席指定で2,050円(パンフレット付)。チケットは8月末頃から販売されています。
パンフレットにイヤホンガイドまでついた「時代祭学び席」であれば、一席5,000円で解説を聞きながら観覧することも可能。(ただし席数に限りがあるため、早めの予約が必要です)
観光客が多いお祭りですので、あらかじめ席をとってゆっくり観覧するのがオススメです。
購入される場合は、時代祭についてのホームページをご確認ください。
時代の変遷を感じながら楽しもう
京都の三大祭の中でも比較的歴史の浅い時代祭。
しかし日本の都として長く続いた京都だからこそ、かつての衣装や小道具を再現できる伝統工芸技術が残っていたり祭りが受け継がれているのです。
平安の雅な時代から、幕末の維新志士たちまで、日本の歴史を楽しむことができる時代祭。
ぜひ一度、足を運んでみてはどうでしょうか?歴史情緒溢れる京都の街と一緒に楽しめると思いますよ!