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京地張り提灯を知っていますか?その魅力や制作工程をご紹介します

 

提灯(ちょうちん)を見ると、「日本らしい」とか「和風だな」と感じる人は多いのではないでしょうか?

 

店先の看板として、お祭りの夜を照らすあかりとして、はたまた寺社仏閣の祭礼で使うために…

 

今でも日本全国であかりを灯し続ける提灯。

 

そんな提灯の中でも、「京地張り提灯」というものがあるのをご存知でしょうか?その名の通り、京都で作られている提灯です。

 

でも「地張り」って聞き慣れない言葉ですよね。他の提灯とどう違うのでしょうか?

 

そこで今回は、京都の伝統工芸である京地張り提灯をご紹介します!

 

 

京地張り提灯とは?

 

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京地張り提灯の説明の前に、まず提灯の作り方の種類をご説明します。

 

提灯の骨組みには以下の二種類があります。

 

  1. 巻骨
  2. 地張り

 

巻骨というのは、竹ひごを螺旋状に巻いて作ったもの。骨の並びが綺麗なのが特徴です。

 

一方の地張りは、竹を割って「平骨」と呼ばれる太めの骨を使います。その骨を一本ずつ輪っかにして固定し、骨組みを作ります。

 

そのため、和紙を貼るのに適した丈夫さを兼ね備えていると言えます。

 

しかし巻骨に比べて地張りは手間がかかってしまうことから、近年は提灯づくりを続ける家も減ってきているんだとか。

 

 

京地張り提灯はどうやって作られる?

 

4127338271_32b3631d8b_bPhoto by syunsune1206 on VisualHunt.com / CC BY-NC-SA

 

そんな手間のかかる京地張り提灯は、一体どんな工程で作られているんでしょう?

 

工程を大きく分けると、以下の5つが挙げられます。それぞれについて簡単にご説明しますね!

 

①竹を割る

 

まずは、水分量や繊維の細かさなどを見て、提灯の骨にふさわしい竹を選定。

 

それを、ナタで割って「平骨」を作ります。これが京地張り提灯の丈夫さのもと。

 

一本の竹から、作りたい提灯のサイズに合わせて切り出していきます。

 

②糸つりをする

 

竹から作った平骨を、麻糸で固定していくことを「糸つり」といいます。

 

平骨を木型にはめたあと、平骨すべてに麻糸を結びます。手間がかかる分、しっかり補強することができるんだそう。

 

これによって丈夫な提灯ができるんですね。

 

③和紙を貼る

 

和紙を霧吹きで湿らせたあと、先ほど作った骨組みに貼り付けていきます。

 

地張り提灯は平骨を使用しているため、他の提灯より厚手の和紙を貼ることができるのも特徴

 

風合いが出るように和紙を貼るのは、経験に基づいた感覚がものをいう職人技です。

 

④絵付けをする

 

貼った和紙に、筆で絵付けをします。

 

これはオーダーによって、イラストであったり文字であったり。提灯制作の締めくくりとなる大事な工程です。

 

 

⑤道具をつける

 

提灯を吊るための道具などをつけたら完成です。

 

 

京地張り提灯の良さは

 

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京地張り提灯の特徴として挙げられる、

 

  • 骨太な骨格
  • 厚手の和紙
  • 自然の素材(竹、和紙)で作られる

 

といった点が、提灯に風合いを与えています。こういった風情は、ビニール提灯にはないもの。

 

京地張り提灯のあたたかい灯は、和紙を使っているからこそのものです。

 

また、丁寧に扱えば十年は使うことができるんだとか。長く使えるという点も魅力的ですね。

 

 

伝統工芸品を身近に楽しもう

 

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この京地張り提灯、最近はアートやデザイン分野とのコラボレーションも多く取り組まれています。

 

伝統的な工芸品をアートと組み合わせることで、新しい魅力に繋がっていきますし、興味を持ってくれる人も増えそうですよね。

 

また、京都市内にはこの京地張り提灯の制作体験ができる場所もあります。

 

実際に作ってみて、その制作の大変さや面白さを実際に味わうのも、伝統工芸の良さを知るいい経験になると思いますよ!

 

ぜひ伝統工芸に触れて、身近なものとして楽しんてみてはいかがでしょうか?

 

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